出居民家
この家には、「もてなしの心」が住んでいます
人を迎える客間として、それ以上に“もてなしの心”が息づく空間として、古来から民家の家づくりの中心となってきた「出居(でい)」。
遠く源氏物語の時代に、招き招かれ、語らい重ねた屋外の間もまた「出居」です。 LDKの概念を超えて伝統の知恵に学ぶ、強く、居心地のいい木構造の家、200年住宅「出居民家」。HABITAからの新しい提案です
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出居について
「出居」とは、源氏物語内でも使われている言葉で、現代流に言うとアウト・リビング。寝殿造りの二棟間にある空間を指していましたが、言葉の歴史も古く、多くの地域に独特の伝わり方を残している。 その多くが客間であり、田の字状に4部屋客間のあるつくりを「よつでぃ」と言います。
主な特徴
・田の字(よつでぃ)のシンプル構造が基本
・1階天井高さ3m(2階床下)、梁下2.7m
・五寸角柱(150mm)、尺梁(150mm×300mm)
・国産材、杉集成材を採用
・木の材積は、一般住宅の2倍近い21m3を使用