日本の住まいと壁仕上げ
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個性豊かなクロス達
前回ブログの最後にもあるように、素材の面で疑問視されている点、健康的な面を心配される方は無機質壁紙、塗り壁などを選択する傾向にあるようです。無機質壁紙とは繊維と糊剤を混ぜたものや漆喰などを不燃性の紙の上に施したもの。壁紙に継ぎ目がでてしまうのはやむをえませんが、手軽に温かみのある塗り壁の雰囲気を味わえる壁紙です。ひび割れなどが生じにくく、工場生産なので本物の塗り壁と違って職人の腕に左右されず、また塗り壁よりも安価であるという点が特徴です。ただし厚みがないため消臭や調湿性能等、塗り壁の長所として挙げられる機能はあまり期待できません。
ビニルクロスと比べると高価になりますが、高級感を演出したい方には布クロスや壁紙も人気があります。布クロスは布に紙を裏打ちして作られ、用いる布によって様々な種類があります。今でこそ壁材のクロスと言えばビニルクロスとなっていますが、クロスはもともと布壁紙を指す言葉でした。温かみがあり、高級感があるのでホテルのロビーや結婚式場でよく用いられます。住宅ではリビングや寝室などが適しているでしょう。繊維が表に露出しているために調湿性、通気性があり結露が発生しいくく、擦れなどに強く破れにくいのが特徴です。反面、水分が染み込みやすいので汚れが落ちにくいことから敬遠されがちでしたが、近頃では汚れ防止加工が施された商品もあり人気が高まりつつあるようです。ただし素材が布なので火には弱く、キッチン等では使用に制限がかかる場合もあります。
Monthly HABITA 083号より
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なにを重視するかによって壁紙選びも変わってきますねー
事務所にあったサンプルを見てみたのですが、すごい量だ…
触ってみないと見かけはよく分からないです。笑
和紙だったりざらざらした素材だったり種類がいっぱいです。いろんなのがあるんですね
キッチンはあれでー、寝室はこれでー、って選ぶのも大変ですが楽しいですよね!
お気に入りの壁に仕上げられるように、壁選びも楽しみたいです
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